−間との対話−
2025年7月11日(金)−8月3日(日)
金・土・日曜日の13:00-19:00オープン
小さな囁きを受けとめるように、作品との対話を重ねていく。
静かな、そして唯一無二の「間」と出遇うために。
ノハコで展覧会をつくる際、いつもこのことをイメージする。作品によって導かれる「間」は、観る者に対し、見え隠れを繰り返しながらここでしかない時間と空間を素朴に引き渡してくれる。ミホリトモヒサとミコワイ・ポリンスキによる「間との対話」も、こうした経験のうえで企画をした一つの実験といえます。
ミホリは、身近な工業製品を組み合わせた簡素な装置によって、かすかな揺らぎの存在を提示するアーティストです。他方のミコワイは、音への関心により、静謐でサイトスペシフィックな制作を展開し、本展では平面作品を中心に紹介がなされます。
今回のノハコでの展示は、双方の作品を同一空間において構成し、それぞれの「間」が交差をする状況をつくり出していきます。異和と協調、共鳴、作品の在りように対する再認識。場との新たな関係性を築くであろう二人の作品を通じて、不二なる「間」が見つけられることを願っています。
ミホリトモヒサ
- 東京、秋葉原生まれ。
- 東京を制作活動の拠点に、The White(東京)、トキ・アートスペース(東京)、art gallery & Legion(東京)、GALERIE SOL(東京)、Gallery Blue 3143(東京)等において作品を発表。
ミコワイ・ポリンスキ
- 1977 ポーランド・ポズナン生まれ。
- ポズナンとベルリンを制作活動の拠点に、Galeria Szewska 16(ポーランド)、伊勢現代美術館(三重)、+1art(大阪)、Emerson Gallery(ドイツ)等において作品を発表。