−発光−

2022年9月9日(金)−10月2日(日)

2022年秋のノハコは、昨年から連続する「静けさ」をテーマとして、伊藤史展「発光」を開催します。

伊藤さんは、鮮やかな色彩による抽象絵画を制作するアーティストです。ノハコでの伊藤さんの作品発表は二回目となりますが、前回2017年の「おもてをたてる」では、作品における表層や面性の自立について注目をしました。今回の展覧会では、作品が生成される過程とその内容について省察していきたいと思います。こうした展覧会の変遷は、身体性と描く行為が直接的に絵画としての自立につながる近年の伊藤さんの制作の傾向を示しているものです。

鮮度ある色面から反射する光とともに、伊藤作品の静かな佇まいを感じて頂ければ幸いです。皆様のご高覧を、心よりお待ちしています。

伊藤史 Fubito ITO

1964
東京都生まれ
1987
武蔵野美術大学短期大学部美術科卒業

主な個展

1993
銀座スルガ台画廊/東京(以降1994)
1995
ART SALON 四季/東京
1996
ギャラリーオカベ/東京
1997
シロタ画廊/東京
1998
ガレリアラセン/東京(以降1999)
1999
ART SPACE 88/東京
2002
ギャラリーなつか/東京
コート・ギャラリー国立/東京
2003
「出げいこ」TANI TAMOTSU HAUS/東京
スペースサトウ/東京
2004
「oil on canvas」A1アートスクール・ガレージスタジオ/東京
2005
「木片の絵画展」gallery shop なや/東京
2006
村松画廊/東京
2007
ウイリアムモリス/東京
2009
「絵の温度」ギャラリー砂翁 & ギャラリートモス/東京(以降2011)
2013
「けものみち」ギャラリー砂翁/東京
2014
「絵のある時間 画本と木片」ギャラリー砂翁/東京
「paintings」画廊「荘」/東京
2015
「stories」ギャラリー砂翁/東京
「縦の絵」ギャラリー砂翁/東京
2016
「PAINTING on PAPER」ギャラリー砂翁/東京
「PASTEL on PAPER」画廊「荘」/東京
2017
「WORK on PAPER」ギャラリー砂翁/東京
「おもてをたてる」ノハコ/東京
2018
「油彩」ギャラリー砂翁/東京
「oil painting」画廊「荘」/東京
2019
「oil painting」ギャラリーみるめ/東京
「Scenery」ギャラリー砂翁/東京
2020
「Pictorial time」ギャラリーみるめ/東京
2021
ギャラリー砂翁/東京
「Impulse」ギャラリーみるめ/東京
2022
「発光」ノハコ/東京

主なグループ展

1988
「多摩秀作美術展」青梅市立美術館/東京(以降1989,90,91,92)
1989
「国画会展」東京都美術館/東京(以降1990,91,93)
1992
「Act武蔵野美術大学助手作品展」武蔵野美術大学資料図書館/東京(以降1995,96)
1995
「風の芸術展ビエンナーレまくらざき」/鹿児島
「大阪駅前ダイアモンド地区アートストリート陶板画設置」/大阪
1996
「別府現代絵画展」/大分(以降1997,98)
1998
「川の絵画大賞展」/兵庫
2000
「GALERIA RASEN select 2000 展PART1」ガレリアラセン/東京
2001
「現代美術展」横浜市金沢区役所区民ホール/神奈川(以降2002)
2004
「青木繁記念大賞公募展」石橋美術館/福岡、AXISギャラリー/東京、郡山美術館/福島
2007
「最終会。」TANI TAMOTSU HAUS/東京
2009
「空間とイメージ展」韓国文化院ギャラリーホール/東京
2016
「希望展」ギャラリー砂翁&トモス/東京(以降2017,18,19,20,21,22)